中学生の頃、同じ埼玉の大井町立大井中学校のこの歌がきっかけで、わたしは合唱バカとして目覚めてしまいました。なつかしい、大宮ソニックシティでの県大会で、この歌を生で聴いたときの感動のふるえ。それと同時に、この歌の歌詞を書かれている谷川俊太郎さんが、かっぱかっぱらったの、ただのことばあそびのおじさんじゃないんだと認識した(スイマセン!)、本格的に詩集を読むきっかけともなったのでした。
わたしにとって合唱は、たった一度の青春をかけるだけのある、素晴らしい出来事でした。それにしてもあの頃は、埼玉には、音楽学校の先生も真っ青の、素晴らしい合唱の指揮者の先生がたくさんおりました。そういう先生のもとで勉強できたわたしたちは幸せでした。