2017/02/23

マリーのように

 

TさんとRちゃんと一緒に、いま六本木で開かれている「マリー アントワネット展」に行ってきました。(画像はマリーのプチアパルトマンの居室を模した展示。)
   マリーが産まれてからギロチンにかけられるまでの生涯を見渡せる今回の展覧会。濃密な内容に観たあとぐったり。帰りにホットケーキ三枚重ね食べちゃったよ! ホットケーキを頬張りつつ、3人で話し合った結果、マリーは生まれる場所と時代を間違ったのではないかと。こうして一緒にホットケーキを食べておしゃべりするのが大好きなふつうの女性だったんじゃないかってね。湯水のようにお金を使って、やりたいことをやって、恋人とも相思相愛で、後悔のない人生だったんじゃないかな……。わたしももうここまで来たら、もっともっと好きなことだけして生きたいわ(そうはいかないところが辛いところ)。

きみは犯罪者の眼をしている

――あらゆる悪人が詩人であるからといって、あらゆる詩人が、悪人であるときまっていない。

 花田清輝さんが「マザー・グース・メロディ」というエッセイの中でそう言われているとおり、わたしの人生も悪人の魅力にとり憑かれている。
 この前、久々にMくんと語り合って、やはり20世紀最大の芸術家はフランシス・ベーコンであると結論が出た。ベーコンのインタビューの動画、英語だから何を言ってるかほとんど分からないのだが、彼の眼は犯罪者そのものだ。罪を犯して生きてきたものの眼だ。しかしなんと魅力的なんだろう。身を乗り出して彼の話を聴きたくなる。
 とにかくベーコンに関しては知りたいことがいっぱいあって、彼の好きなベラスケスのことももっと知りたいし、わたしももうしばらくやりたいことがいっぱいなのです。

ノスタルジアもいいけれど……

 詩人の長谷川龍生先生とSさんとMくんとわたしの4人で、新宿までタルコフスキーの映画を観てきました。先生とMくんとわたしは2回目。今回は『ノスタルジア』と『ローラーとバイオリン』、『僕の村は戦場だった』の3本を鑑賞。『ノスタルジア』より『ローラーとバイオリン』のほうが傑作だ! というわたしたちの感想。帰り、映画館のそばの「石の家」という昭和の良い雰囲気ただよう中華居酒屋さんで、語り合いました。次は、ミュシャ展も行きたいし、先生にソク―ロフの映画も観せてあげたいし、たのしみなことが山積みなのだー。

2017/02/21

ひろか33

花田清輝さんのお決まりのお食事は、カレーライスと牛乳だったそう。毎日そうだったんですって。あなたはイチローか、はたまた横須賀の海軍かいっ! と突っ込みを入れたくなる。
 それにしても、満島ひかりという女優さんは、見れば見るほど不思議な顔をしているんだけれど、演技も歌もうまくて、もう宮崎あおいなんて目じゃないです。中森明菜じゃないけれど、声質も声量も決していいわけじゃないけれど、歌詞の雰囲気を伝えるのがすごくうまい。ぴか一だ。

2017/02/20

Dancing in the Dark

15年くらい前、渋谷でフォッシーの舞台を観て、そのとき買った『フォッシー』のDVDをいくど観たかしれない(100回とか200回とかのレベルじゃない。あたいは重度の強迫性障害なのだよ)。くらやみのなか、ベン・ヴァーリンの味のある声に合わせて踊るダンサーたち。マーク・カラミーアの踊りたくてたまらない気持ちが伝わってくるニクイからだの動き。お人形さんのように愛らしいダイリス・クローマン。夢見るようだ。こういう夢だけ見て生きたいものだ。
 この動画に続く『パジャマゲーム』のナンバー「スチームヒート」もいいのよ~。

2017/02/14

チョコまみれのヴァレンタイン

 皆さんにわたしからヴァレンタインのケーキをお裾分け! 

第二詩集『デラ・ロッビア・ブルーの屋根』ご予約受付中です!

   第二詩集『デラ・ロッビア・ブルーの屋根』が完成いたしました。私の日常や旅の思い出をたくさん詰め込みました。限りなく私的な作品が、どこまで詩的に結晶化したか、皆さんお読みになってご体験くださいませ。   只今Amazonでご予約受付中です。    以下詳...